二世帯住宅を計画される場合、序盤で悩むのが世帯の分離方法です。
ちなみに私の家は3階建てとし、1階を親世帯、2,3階を私の世帯とする完全分離型にしました( ̄ー ̄)
(他に選択肢がなかった。。。)
今回は、代表的な分離方法とそれぞれのメリット・デメリットを私なりに書き出していきます。
一番難しいのがこれですね(´ー`)
完全に同一空間で、常に二世帯でいる状態です。
自分の親ならまだしも、配偶者の親(=完全な他人)との同居生活ですので、難易度は最上級かと思います。
しかし、常に夫婦以外の大人がいる状態ですので、子育て世代であれば子供の世話を頼みやすく、防犯面においてもプラスなのではないでしょうか。
その上、住環境に必要な設備、備品も基本的には共有ですので、イニシャルコスト・ランニングコスト両方に有利になります。
基本間取りは4~5LDK辺り。
メリット
・建築費用だけでも300~500万程度のメリット有り。
ランニングコストを考えれば1000万円程度の効果は得られる。
・時間が無い子育て期間に、時間を得やすくなる。
・親の健康状態を常に確認出来る。
デメリット
・世帯間の関係が良くないと絶対成立しない。
・友人を招待し辛い。
・もうとにかくストレスの嵐。。。
私にはとても無理ですね。。。
玄関のみ、風呂のみ等一部共有とし、基本的な生活圏だけ分けるスタイルです。
ある程度のプライバシーを守りつつ、共有部分を作ることでコストダウンを図れます。
分離型と同居型の間になり、私としては結構有りです\( 'ω')/
ただし、それでも気にする人は気にしますよね。。。
基本間取りは4~5LLDDKK辺り。
メリット
・建築費用は100~300万程度のメリット有り。
・日中はほぼ干渉せずに生活可能。
デメリット
・やっぱりつながる時点で結構ストレス。
・生活時間の違いによる世帯間の摩擦。
・費用対効果が低い。
当初は玄関だけ共有にして、部分同居型の予定でした。
奥さん的にNGで撃沈_(:3」z)_
→玄関を常に整理しないといけない。
→帰り時間が遅くなった時に気を遣う。などなど
簡単に言うとアパートの上下階のような状態ですね(・ω・)ノ
干渉しようと思わなければなかなか干渉は出来ないと思います。
私の家の計画のように十分な広さの土地が無ければ3階建てになりがちです。
3階建てにすると階段の昇り降りが増えるため、体力的に多少負担が上がります。
また、構造計算の方法が許容応力度計算にランクアップするため費用増となりますが、私は2階建てでも許容応力度計算を行うつもりでしたので、そこは気にしませんでした( ̄ー ̄)
基本間取りは4~6LLDDKK
メリット
・必要であれば子守りを頼むことも可能。
・プライバシーを確保しやすい。
デメリット
・同居型に比べて費用はかなり高い。
・狭小敷地では計画が困難。(出来てもさらに割高となる)
・上下階の防音に気を遣う。(普段顔を合わせないため余計に気を遣う)
私の家の場合は、土地が50坪程度で正方形に近い長方形のような土地です。
必要な部屋数と駐車場4台を満たすようにすると必然的にこのスタイルになりました。
こちらも簡単に言うとアパートのお隣さん状態ですね。
同様に干渉しようと思わなければなかなか干渉は出来ないです。
土地の広さが無いと計画することはかなり難しいです(^-^;
親世帯は平屋で、とするとなおさら土地が必要ですね。
基本的には2階建てで計画することが出来るため、構造計算は簡易計算の壁量計算で終わらせることが出来ます。
基本間取りは4~6LLDDKK
メリット
・必要であれば子守りを頼むことも可能。
・プライバシーを確保しやすい。
・外部に面する面積が減るため、断熱に効果有り。
デメリット
・費用は最も高くなりやすい。
・狭小敷地ではほぼ計画不可能。
・外部に面する面積が減るため、採光面でマイナス。
平面的に大きくなるため、かなりの豪邸に見えるでしょう( ̄▽ ̄)
土地的にも資金的にも選択肢にはありませんでした。。。
以上になりますが、いかがでしょうか。
これから計画される方は参考にしていただければと思います。
書き切れていないかもしれませんので、他に気になる点があればコメントください。
ツイッターもやってますのでDMでもおけです(^^)
ではでは。