こんにちは\( 'ω')/
新型コロナの収束に向かって光明が見えてきてはいますが、まだまだ油断できない状況ですね(^^;
さて、新築計画の経過ですが、ゴールデンウィーク前に実家の解体が終わりました。
建売住宅の実家の悲惨な中身はこちらです(´-ω-`)↓↓↓
次はタイトルの通り、地盤調査に入りました(^^)
調査方法は信頼度が高い「標準貫入試験」を実施しました。
今回は調査の様子を解説しながら書いていきます(*・ω・)ノ
地盤は家を建てる上で最重要ファクターだと思っています。
極端にいうと軟弱地盤は水と同じです。
緩い土の上に浮いているだけの家なんて流石に不安ですよね( ̄▽ ̄;)
地盤と地盤調査ついての記事はこちらです↓↓↓
それでは、調査の様子を見ていきます。
なんと!現地に着いたら既に準備されている。。。
出遅れた、、、幸先の悪いスタート。。。
本当は、機械設置の前に調査位置の地盤高さの測定等の測量もするのです。。。
元々休暇が取れない予定でしたので、勝手に調査してよいですよと伝えていたのは私ですが、、、( ̄▽ ̄;)
調査前に調査してほしい箇所に目印を置いておきました。
敷地も広くないのであまり影響はありませんが、3階建ての部分で上下階のキッチンが重なる場所を指定しました。
家の中で、なるべく一番重くなるであろう場所です(*・ω・)ノ
調査自体は割りと簡単です。
63.5kgのおもりをロープで吊るして、75cm上げたところから落とします。
その力で鉄の筒(サンプラーと言います。)を地盤に突き刺して、掘り進めます。
試験中は常にエンジン音と、おもりとサンプラーが当たる金属音が「カチャーン!」と鳴りますので、音が問題になる場合は防音対策が必要です(^^;
試験は、サンプラーを30cm掘り進める。→サンプラーを抜く。→機械(ボーリングマシン)で70cm掘る。を繰り返して1m毎の調査をループします。
30cm掘り進めたときの、おもりを落とした回数をN値と言い、これが地盤の固さの指標です。
(1回で10cm掘れれば、3回で30cmですのでN値=3になります。)
どの建物を建てるときでも、このN値を使用します。
なかなか液状化についてまとめていませんが、N値=15以下で粗い砂が多いと液状化の危険があるとされます。
サンプラーを引き上げるとこんな感じです(・ω・)ノ
サンプラーをパカっと割るとこんな感じです(・ω・)ノ
このように、先端に調査した深さの地盤の土がついてきます。
このサンプルを使って液状化の判定試験を行なったりします。
これらを10m分繰り返し、採取した土のサンプルがこちらです(^^)
こちらは納品時に地盤調査報告書と合わせていただきます。
調査が終わるとボーリングマシンは自分でおうちに帰ります。
調査位置にはこのように深さ10mの穴が開きました。
もちろん埋めていただきます(^^)
こちらが試験結果のメモです。
赤字で補足しておきましたが、住宅であればN値=20あれば十分です。
(スウェーデン式サウンディング試験の換算N値ではありません。)
4m部分でN値=12とやや下がっているのですが、地盤としては粘土質(=液状化の危険が低い)で実際に緩いのは20cm分であり、30cmに掛かる頃には硬くなっているため、局所的な緩みになります。
よって、問題無いと判断します(^^)
むしろ全般的にN値=30を超え、最大値である60にも到達するなんてかなり恵まれた地盤だと思います( ̄▽ ̄;)
地盤の固さはもちろん、愛知は大地震を予想されていますので液状化も心配でしたが、これなら安心です( ̄▽ ̄)
下は盤石!!あとは建物をしっかり設計するのみ٩( 'ω' )و
ではでは。