今回の行ってみたシリーズは、
可児市文化創造センター ala(アーラ)です。
設計者は香山壽夫(こうやま ひさお)さん。
数々の賞を受賞されていて、間違いなくトップレベルの建築家なのです!!
しかし、あまりメディア等の露出は無いため、一般にはあまり知れ渡ってはいないかもですね( ̄▽ ̄;)
今回の建物も仕事の計画の参考で見に行きました。
建物がある可児市は岐阜県で、岐阜県は愛知県と名鉄(名古屋鉄道)で繋がっていることもあり、関わりが深いです(^^)
(新型コロナの感染に対しては、そこが仇となった可能性もありますが、、、)
行ったのは少し前になりますが、休日に子連れだったためマニアックポイントが攻めきれなかったのが少し心残りですね(´ー`)
前置きはこのくらいにして、写真と合わせて紹介していきます。
まずは、駐車場から建物までのアプローチ。
柱を斜めに倒されていて、構造設計者としては「ここでそんながんばらんでも〜(;´д`)」と思いますが、いい先制パンチですね。
建物本体への期待が膨らみます。
ちなみに、前を歩いているのが私の父と娘。
アプローチを抜けると、いきなり大屋根が攻めてきます!!
このシャープな屋根が、この建物の最大の特徴です(*・ω・)ノ
え?どこがシャープかって??
ほらっ!!尖ってるでしょ!!!
こう見るとものすごく薄く伸びる屋根なのですが、実際はそんなに薄くないのです。
建物の反対側はこんな感じです。
さらに尖っているでしょう。
見せ方が非常にうまいので、薄く長く見えるんですね(・ω・)ノ
屋根の裏面、軒下は銅板です。
腐食しているのですが、美術の手法を取り入れているのか、はたまた腐食してしまったのか。
私は味があっていいと思うのですが、
(自分の家なら嫌です。)
室内の天井も銅板です。
銅板なんてやったことないけど、高くないのかなぁ。。。
室内は当然腐食はなく、綺麗な銅の光沢でした。
上ばっかり見てますが、トップライトも付いていました。
この十字が良いのか、十字を無くしてドカッと大きな開口にするかは好みですかね(・_・;
階段も綺麗でしたので、パシャリ。
こういう無駄が無いというか、薄い階段って惹かれてしまいますね。
ササラではなくて、桁で受けるというのかな?
珍しいとまでは言いませんが、ちょっと普通とは異なる階段の構造になります。
建物内には模型もあります。
可愛らしい模型なのですが、お値段は全く可愛くないんだろうな〜と思ってしまいます。。。
模型から分かるように、ここは建物単体ではなく公園と一体になった施設です。
公園の中央にはイベントステージもあり、全体的はすり鉢状に窪んでいます。
マニアックポイントとして、雨水の排水計画はどうなっているのか等載せようかと思いましたが、自重しておきます(´ー`)
建物内からは公園が一望できるようになっており、公園と建物の一体感を感じます。
建物の周りは木のデッキになっています。
築15年以上経っていますが、腐っているところは見えず、よく保っているなぁと思います(・ω・`)
もしかしたら途中で補修が入っているかもしれませんけど。
最後にマニアックポイントです。
建物の入り口の風除室は、全面アルミパネルで仕上がっていました。
水切りはプレート一枚ピッと出すだけ、潔いけどシャープでカッコいい。
そして、風除室の天井です。
ここ、めちゃめちゃ低い!!
190cmくらいか??特にズームも無しでこんなに天井近いんですけど!!
意図がよくわかりませんが、仕上がりは綺麗です(^^;
いかがでしょうか。
中で勉強している学生がいたり、カフェでゆっくりしている老人がいたり、かなり地域に溶け込んでいる建物です(^^)
小さいお子さんだったら、軽く芝生で遊ばせるのも良いと思います(*・ω・)ノ
興味のある方は是非足を運んでみてください。
ではでは。