どうも、ケムです(^^)/
雨ばかりの天気の中、少しずつ進む我が家の工事。
何とか基礎配筋まで漕ぎ着けました(^◇^;)
今回は、ベタ基礎の配筋が正しく組めているのかどうかを確認する、配筋検査について書いていきます\( 'ω')/
都合により、夜こっそり現場に入って私が個人的に行なったものになります。
現場には危険なものが落ちていたり、鉄筋に足が引っかかって転倒する場合があります。
仮囲いに防犯装置がついている場合もあります。
一般の方は、必ず施工業者と日中に立ち会うようにしてください(>人<;)
1.配筋検査って何をするの?
基礎のコンクリートを打設してしまうと、コンクリートの中の鉄筋は二度と見ることは出来ません!!
そのため、↓↓↓のことを確認します。
・鉄筋の品質に問題がないか
・鉄筋のサイズと位置が図面と間違っていないか
・鉄筋の配筋方法が間違っていないか
ざっくりこんな感じです。
これらをコンクリート打設前に確認することを「配筋検査」と言います。
2.鉄筋の品質を確認する。
錆はほぼ無く、余計な曲がりも無いため問題無さそうです(^^)
多少の錆であれば品質に影響は無いのですが、全体的に錆びていたり、鉄筋表面に厚く膜状になっているようなものは品質的に問題ありです。
そこまで酷い状態のものは見たことありませんが、雨で長く工事が止まっているのに鉄筋を現場保管しているような場合は危険です。
私の家の場合は、鉄筋は工場保管でしたので大丈夫でした(^^)
本当はミルシートという鋼材の材料証明書も合わせて確認するのですが、住宅だと出ないのかな?
鉄筋の材料成分や強度が記載されている紙なのですが、今度問い合わせてみようかな。
3.鉄筋のサイズと位置を確認する。
ちょっと見にくいのですが、↑の写真の青枠の中に16と13って刻印されています。
鉄筋のメーカーによって表示が多少異なるのですが、この数字が鉄筋のサイズを表しています(*・ω・)ノ
暗い中、これを探すのに苦労しました。。。
それぞれD16、D13と言いますが、今回はほとんどがD13で、一部にD16となります。
種類も少ないので大体目視で分かりますが、念のため確認します。
あとは鉄筋の配置確認です。
基礎はベタ基礎ですので、鉄筋が一面に等間隔で並びます。
我が家の配筋はD13の200mm間隔なのですが、ここでやってしまいました。。。
スケール(メジャー?)を忘れた〜(;´д`)
仕方なく、持っていたApple Pencilで代用しました。
帰ってApple Pencilの長さを測ると、約170mm。
鉄筋も大体200mm間隔かな〜ってところでOKとします。
普段の仕事ではちゃんとやってますよ!!!
続いて、鉄筋と地面との間隔(かぶり厚さ)の確認です。
こちらはApple Pencilが立たず、、、やむなくスマホを投入しました。。。
こちらは管理値として70mm、最低60mm必要になりますが、スマホ長さから見ると60mm以上は取れていそうですね( ̄▽ ̄)
続いて、基礎の側面も同様に60mm以上確保しているか確認します。
赤字は工務店に送った指摘事項です( ̄▽ ̄;)
4.鉄筋の配筋方法の確認
次は鉄筋の組み方です。
鉄筋は無限に長く出来るわけではありません。
そのため、どこかで2本の鉄筋を継ぐ継手というものが必要になります。
↑の写真の青枠が継手の位置なのですが、3箇所が交互になっていますよね(=゚ω゚)ノ
ベタ基礎は建物の重量を支えている間、常に基礎の板が曲がる力を受けています。
継手位置というのは耐力上弱点となり得るものなので、このような板の鉄筋を組むときは交互に散らして弱点を分散させます。
駐車場の土間なんかは基本的には板が曲がる力を受けないという前提なので、継手位置を同じ位置でやってしまいます。
(そのような継手をイモ継手と言います。由来は、、、知りません。。。)
続いて、これも指摘箇所ですが、結束線についてです。
他の写真にもありますが、鉄筋と鉄筋を固定するために括り付けているハリガネを結束線と言います。
↑の方でかぶり厚さを確認しましたが、かぶり厚さを確保することで鉄筋が酸素と触れにくくなります。
酸素に触れてしまうと酸化し、鉄筋が錆びてしまい、コンクリート内で錆びて膨張した鉄筋はコンクリートを内側から壊してしまいます。
そうなると建物寿命はもう長くはないでしょう。
この結束線がコンクリートから外に飛び出てしまうと、結束線が錆を鉄筋まで伝えてしまいます。
細かいことですが、建物の寿命を延ばすためには必要な確認項目です( ´ ▽ ` )ノ
他にも細かい確認や指摘項目はあるのですが、この辺りを参考にしていただければ良いかと思います(*´-`)
どの工程も手戻りは大変ですが、基礎は本当に大変ですのでしっかり見ておきましょうね!!
ではでは。