二世帯住宅を建てる一級建築士の奮闘

二世帯住宅を建てるため、親・嫁・姉弟の間を取り持つ一級建築士の奮闘録です。

気密測定でC値を確認!高気密で室内環境向上!!

こんにちは(^^)

 

9月はコロコロ天気が変わって、急に豪雨になったかと思うと30分後には晴天だったり(*´Д`*)

 

かなり順調だった8月のおかげで木工事は早めに進んでいたこともあり、今のところ工期には影響無しです(^^)

 

先日行った硬質ウレタンの現場吹き付けによる断熱工事が終わりましたので、これで家の隙間は一通り塞がることになります。

  

www.kmkm-st.info

 

隙間が塞がれば、建物を密閉出来ます!

 

そこで実施するのが、「気密測定」です\( 'ω')/

 

今回は、我が家の気密測定結果のご報告になります( ´∀`)

 

 

 

 

 

1.気密測定とは

 

割りとメジャーになってきていると思いますが、簡単にまとめます(^^)

 

気密測定とは、家の中と外がつながっている部分、「隙間」の大きさを数字で表すための検査を指します。

 

直感的に分かると思いますが、隙間が大きければ大きい程、部屋の中の環境は外の環境に近付いていきます。

 

よって、夏であれば暑く、冬であれば寒くなってしまいます。

 

断熱性能とごちゃごちゃしてしまいそうですが、どちらも大事なのです!

 

断熱性能は全体的、気密性能は局所的なイメージですね。

 

冬場で言うと、断熱性能が低いと全体的にジワジワ冷え、気密性能が低いと隙間が大きい箇所はすぐに冷えます。

 

どちらにしろ、空調の効果が長く続かないですね(´・ω・`)

 

 

 

2.C値の目安

 

それでは気密性能をどのように表すかと言うと、「C値」と言う数値で判断します。

 

その測定方法は、

 

気密測定 計測 測定器 圧力差

 

部屋を全て閉め切って、このような機械を使用します!

 

かなり仰々しいですね( ̄▽ ̄;)

 

閉め切った部屋で、この気密測定器から部屋の空気を吸い出します。

 

空のペットボトルに口をつけて、中の空気を吸い出そうとすると「ベコッ」となりますよね(*・ω・)ノ

 

このようにして、中と外の圧力差から部屋の中の隙間を計算出来るようです。

(便利だなぁ(*´-`))

 

気密測定 測定結果 C値 0.6

 

測定結果はこちら。

 

肝心のC値は0.6c㎡/㎡です!

 

ややこしい単位ですが、243.56㎡(家の面積) x 0.6c㎡/㎡ = 146c㎡が全ての隙間を合計した面積を示します。

 

または、家全体で正方形換算で√146 = 12cm x 12cmの隙間があることを示します。

 

家全体でこれだけの隙間なら大分小さい気がしますね(^^)

 

しかし、測定業者さんが「まだ少し隙間がありそうですねぇ」と一言。

 

工務店の友人が探し出して、隙間を気密テープで埋めます。

 

すると、

 

気密測定 測定結果 C値 0.4

 

上がったー!!

 

そんなの分かるもんなのね(^◇^;)

 

再計算すると、

 

243.56㎡ x 0.4c㎡/㎡ = 97c㎡になります\( 'ω')/

 

正方形換算で√97 = 9.9cm x 9.9cmです!

 

0.4と0.6では微々たる差かと思いきや、実は1.5倍違います(^^)

 

これぐらいならかなり小さい!!

 

工務店の友人も、「3階建てでこれはすごい!!」と言ってました(*´Д`*)

 

現在は明確な線引きというのが無いようですが、C値は1.0を下回れば高気密と言われています。

 

鉄骨造は下地と鉄骨がぴったり留まりにくいので隙間が生じやすく、木造でも3階建てや面積が広いとそれだけ隙間リスクが高まります。

 

これらの条件では、絶対1.0以下に出来るという保証はないみたいです(・_・;

 

昔は一般地域では5.0以下、寒冷地域では2.0以下が必須性能だったみたいですね。

 

一般的な大きさの木造住宅であれば、特別に気密を意識しなくても2.0を超えることはまず無いようで、超えるようであれば施工精度を疑ってください。。。

 

 

 

 

 

3.高気密の必要性

 

↑↑↑で、気密の性能を空調の効果で話しましたが、それだけではありません。

 

現在の住宅は、部屋の中を機械により換気しています。

 

これも耳にしたことがあるかもしれませんが、部屋の空気が2時間でごっそり入れ替わるように換気の計算がされているのです。

 

ですが、そこに図面上存在しない隙間は考慮されていません。

 

そのような隙間が0の状態で成り立つ計算です。

 

閉め切った部屋のまとわりつくような淀んだ空気、、、不快ですよね(-_-;)

 

これを低減する効果が換気、すなわち気密性能から得られるのです(^^)

 

そして、高気密とすることで温熱環境と空気の新鮮度が整い、それらの効率が高まることで省エネルギーにも寄与します!!

 

よって、現代の生活において、高気密(+高断熱)は生活環境の向上に効果的な仕様だと考えます(*・ω・)ノ

 

 

 

 

 

以上です。

 

私としては高気密高断熱が希望ですが、もちろんそれが全てではありません。

 

窓を開けて、開放的に過ごしたい方には高気密なんて不要ですし、地域によっては高断熱も程々で良いと思います。

 

隙間が多ければ自然に換気されているかもしれませんからね( ̄∇ ̄)

 

住んでいる地域と住み方をしっかり考えて、有り余る情報の中から必要な情報を選択していきましょう(^^)

 

そのためには、依頼する設計者の意見も尊重し、施主・設計・施工が一丸となって理想の家が作れると良いと思います!

 

 

ではでは。