こんにちは(^^)
しばらくいい天気が続いて、気温もすっかり秋になってきましたね ´ω` )/
台風14号の動きが気掛かりですな( ´•ω•` )
週末は娘の運動会なので、室内だからなんとか警報さえ出なければよいのですが(´-`)
さて、今回は住環境を整えるために、重要なのに見落としがちな「音」について書いていきます 。
土地が大通りに面していて車やバイクの音が気になる、線路に近くて電車の音がうるさい等であればすぐ思い付きますけどね!
その場合、気になる面だけ窓をトリプルガラスや二重サッシにしたり、壁の石膏ボードを二重貼りにしたり、と言った対応をするかと思います(๑´ω`)ノ
我が家の気になるポイントはというと、
ダイニングに隣り合うトイレの音!!
実は、当初私はあまり気にしていなくて、奥さんから何か対処したいと要望がありました。
なぜ私が気にしていないかというと、最近の建物で壁で仕切られた隣の部屋の音がバンバン聞こえるということはないからです。
ただし、「壁」ではなく「扉」であれば話は別です!
扉で仕切られた隣の音は普通に聞こえます。
扉には隙間があるからです。
図面の通り、我が家のトイレは青の部分の壁を介して、ダイニングに面しています。
緑の矢印が動線で、トイレとLDKは一度廊下に出て行き交う配置です。
先程述べたように、面する部分は完全に壁で、扉は廊下に向いています!
よって、音は廊下側(または後ろの小窓)に抜けていきます!!
ここで間取りのアドバイスですが、トイレをリビングの中に配置しているプランをたま〜に見かけます。
我が家の配置が100点ではありませんが、家族と言えどプライバシーは必要ですので、一度廊下に出る等メインの居住空間から見えない場所で出入りをするべきと考えます。
では、我が家の音対策は具体的にどうしているかと言うと、
大建工業の遮音シート+吸音ウールを採用しました\( 'ω')/
流石に防音室仕様までいくと、壁の厚みが30cmくらいになったり、予算的にも100万円近くなったりとやり過ぎなので、気になる生活音に対応出来るレベルです。
通常の壁は、木下地+石膏ボード12mm(両面1枚ずつ)+クロスですが、
我が家は、木下地(吸音ウール埋め込み)+遮音シート(トイレ面のみ)+石膏ボード12mm(両面1枚ずつ)+塗り壁となりました。
写真右側の白いものが吸音ウール、左下のロール状のものが遮音シートになります。
工務店の友人も、「一般の住宅に使うのは初めてだわ。」って言ってました( ̄▽ ̄;)
ここで、
防音とか、遮音、吸音とごちゃごちゃしていますので、整理しましょう!!
遮音;音の振動=波が通らないように密度の高い物質で隔てること。
ただし、通らない振動は跳ね返るため、遮音だけでは反響してしまう。
吸音:音の波が物質を通り抜けにくくなるように適度な空洞を持った物質で隔てること。
音の反響時間を抑えられるが、単独の遮音性能は高くない。
防音:遮音と吸音を含めた概念的な呼び方。
コンクリートは密度が高く、遮音性能が高いですが、トンネルとかで大声出すとめちゃくちゃ響きますよね(^◇^;)
あと、学校の体育館に丸い穴がずらーっと開いた壁がありませんでしたか??
あれが吸音ボードなのですが、あのボード越しに大声出したらツーツーですよね?
ですので、ちゃんとした防音をしようと思うと、遮音と吸音どちらも必要になります(*・ω・)ノ
そんなこんなで、吸音ウールを敷き詰めるとこんな感じです。
柱と柱の間の部分は、外壁部分であれば断熱材が詰められますが、内部の壁は通常は空洞です。
そこに今回は吸音性能を高めた綿を詰め込んでいます!
そして、その上に遮音シートを貼りました。
密度が高いため、ペラペラにしては重い真っ黒なシートです。
これを仕上げにしてもカッコいいなぁ、と思いましたが仕上げはまた別で( ´∀`)
あとはこの上に石膏ボードを貼れば、見た目は普通の壁と同じ状態になります(^^)
いかがでしょうか!
実はこの防音仕様に決める前に、工務店さんが過去に建てた家で同じようにLDKに面したトイレの家を見学させていただきました。
トイレも同じ製品で、壁の仕上げもほぼ同じ状態で防音仕様は無しです。
それでも、いつ流したかわからないくらい‘聞こえませんでした( ̄▽ ̄;)
おそらく、完全に無音の状態で聞き耳立てればLDKの隣であろうが離れていようが聞こえます。
完全な無音にするには真空状態にしないといけませんので、気にしてしまうとキリがないです(・・;)
どこかに着地点を設けて、時には割り切った考えで進めていきましょう!
ではでは。